介護しながら働く人に紹介したい「レスパイト入院」の体験レポート
- 美穂子

- 3月27日
- 読了時間: 11分

こんにちは🌸美穂子です☺️
母の介護をきっかけに地元に戻り個人事業主になった美穂子です。
母の介護を始めて4年目になります。その間に大きな手術1回、緊急搬送10回以上など色んなハプニングを経験してきました。
1つ1つ乗り越えるたびに確実に強く成長させてもらっているのを感じています(^_^)
私のように、介護をしながら仕事をしている方、時間の使い方に悩まれている方がいたら1つの選択肢としてこの記事を読んでほしいと思います☺️
目次
レスパイト入院はご存知ですか?
なぜ今回、レスパイト入院を利用することにしたか?
いざ入院
海外にいるとき
母の感想
レスパイト入院の反省点
①費用を間違えていた!!
②緊急搬送時の家族対応
③薬の被りが発生した
レスパイト入院制度を利用できてよかった
「私は介護もしたいし、自分のやりたいこともやりたい」をモットーにしていまして、
仕事や学びのために家を空けることもあります🏠✈️せいぜい2泊3日程度の外泊なので、その時は母にはショートステイに行ってもらっていました。
今回はショートステイではなく、いつもより外泊の期間が長いので「レスパイト入院」を初めて利用することにしました☝️
介護をしながら働いている人に、「レスパイト入院」について私の反省点も含めてご紹介したいと思います☝️
レスパイト入院はご存知ですか?
『休息』 を意味するこちらの制度、在宅で介護している家族が休息(レスパイト)を取るために、要介護者が一時的に病院へ入院すること。
目的は「治療」ではなく、 介護者の心身の負担を軽くすること🧚♂️
• 介護者が 体調を崩している
• 精神的に限界を感じている
• 冠婚葬祭・旅行・仕事などで一時的に介護できない
• 長期介護で 休みが必要• 介護疲れの人・燃え尽き防止
などの理由から利用されているそうです☝️
簡単にレスパイト入院の詳細はこんな感じ↓
《どのくらいの期間利用できるのか》
• 数日〜2週間程度が一般的
• 病院や地域によっては 1か月程度 可能な場合もあり
《対象になる人》
• 要介護認定を受けている人(特に要介護3以上が多い)
• 医療的ケアが必要な人
• 心不全 • 酸素 • 経管栄養 など慢性的な疾患を抱えている
《費用》
• 医療保険が適用される
• 1日あたり 数千円〜1万円前後(食事代込み)
• 収入や限度額認定証の有無で自己負担は変わる
《利用までの流れ》
1. ケアマネさんに相談
2. レスパイト対応病院を探してもらう
3. 主治医からの情報提供
4. 病院と日程調整
5. 入院
なぜ今回、レスパイト入院を利用することにしたか?
母は2025年の6月に大きめの心不全になった後、なんとか退院できたのですが自宅のベッドの上での生活が始まりました。
それまでは、歩行器を使って歩いたり、積極的にリハビリをしていたのですが
去年は5回も入退院を繰り返したことで相当な心労が積み重なり
週1回のリハビリや訪問看護も拒否🙅♀️毎日の私のマッサージも嫌がるようになりました。
そして、幸か不幸か
ベッドの上での生活が始まってからは心不全が出ることもなくなり半年以上、安定した体調を保っています😌
そんな中、1週間ほど、私が長期の外泊をすることになりました。
「環境が変わることで、また心不全が発生したらどうしよう」
という不安が出てきました💦
そこで出てきたのが「レスパイト入院」という選択肢でした☝️
普段使っていたショートステイとの違いは何かというと、
1番は「医療制度があるかどうか」
<レスパイト入院>
病院に一時的に入院する形で、お医者さんや看護師さんがが常にいる医療体制の中で過ごすことができます。病気の治療が目的ではありませんが、心不全や酸素管理、点滴、服薬管理など、医療的な見守りや処置が必要な人でも安心して預けることができます。
<ショートステイ>
介護施設に数日から数週間泊まるサービスで、介護職員さんが中心となって生活支援を行います。入浴、食事、排泄などの日常生活のケアが主で、医療行為は最小限です。
看護師さんが常駐している施設もありますが、完全ではありません☝️比較的元気で、医療的な処置がほとんど必要ない人に向いています。
「医療の安心が必要ならレスパイト入院、 生活支援が中心ならショートステイ」というイメージです。
母は心臓病を抱えているので、万が一のことを考えて「レスパイト入院」を選択しました✨
どのくらい入院したいかの期間はこちらで決める必要があり、その希望入院期間で、病院側が受け入れOKであればレスパイト入院ができる、という形でした。
私に気を遣った母が『1ヶ月くらい入院しようかなー』と言っていましたが、
1ヶ月はさすがに長すぎるかな?と思い
一旦余裕を持って2週間でお願いしてみました🙌
希望を出してから返事が来るまでに、1ヶ月ほどかかりました。
いざ入院
レスパイト入院する病院とは特にやりとりすることはありませんでした。
自宅で簡単な入院準備だけは進めておいて当日を迎えました。
【入院用に準備したもの】
・紙オムツ(パンツタイプ)
・歯磨きセット
・ティッシュ
・バスタオルとタオルを2枚
・イヤホン(テレビ用)
・薬(薬手帳)
・母のポーチ(クリームやくし、リップ、など)
・スマホ、充電器
・肌着(パジャマの下に着るもの)
・お金(自販機でジュースを買う用に1000円ほど)
CSセットという、病院側が用意している入院に必要なセットもあるのですがこれだと割高になってしまいます💰
なので、できるだけこちらで必要なものは揃えていきました。
実際に入院してみたら、ら看護師さんがチェックしてくれて「足りないものがある」とのことで、当日買い足しました。
【買い足したもの】
・紙おむつ(2週間分持って行ったけど足りないかもしれないと言われました)
・お尻拭きシート
・ボディソープ、シャンプー、リンスのセット
・ボディタオル
週2回、お風呂に入れていただけるということでお風呂に必要なものを近くのドラッグストアで買い足しました。
病院側にお願いしたものは以下の2つのみでした。
・テレビ
・パジャマ
そして、入院日当日は以下の流れで話が進みました↓
①循環器内科の先生とのお話
→簡単な体調のチェック、緊急の時の対応などを打ち合わせ「軽く検査と採血させてください」というお話でここで私と母は離れ、母は検査にいきました
②事務員さんとの打ち合わせ
→入院に関する基本的なことをすり合わせしました
・病院の説明・緊急時の対応・面会の方法、面会時間・緊急連絡先・書いて欲しい書類の提出・レンタルするものの確認(病院になどなど、事務連絡的な内容でした。
③リハビリ担当さんとの打ち合わせ
→どの程度のリハビリをしていくかを話し合いました。
以前リハビリ入院をさせてもらっていて毎日20分程度、歩いたり筋トレしたりのリハビリをしていましたが
心臓の状態を加味して「以前と同様のリハビリは難しいこと」「ただ、マッサージや立ち上がりの練習など、できる範囲の指導をして欲しい」というお願いをしました。
入院先の看護師さんとのすり合わせ
→担当してくれる看護師さんから病状確認の打ち合わせがありました。
・家での過ごし方
・体調や心理的に気をつけたほうがいいこと
・入院中に気をつけたほうがいいこと
・トイレの方法(ポータブルトイレを設置してほしいと伝えました)
・飲んでいる薬の確認
・緊急時の確認
などを話し合いました。
その後、検査から戻ってきた母は4人部屋の窓際にベッドを用意してもらい、パジャマに着替えて身の回りの片付けをしました。
朝の9時半に病院に到着し、すべての手続きが終わったのは13時くらいでした!
海外にいるとき
・私が海外に行く2日前に入院し、翌日は「足りないものはないか、困っていることはないか」を最終確認しに病院へいきました。
1番気になっていた夜のおトイレ🚽
ポータブルトイレをお願いしていたのですが実際に置くことが難しいとのことで毎回離れたトイレまで車椅子で連れて行ってくれるとのこと。
初日は看護師さんが気にかけてくれていて夜も我慢せずに用を足せたみたいです🙏
・その翌日には私が海外へ
海外にいる1週間、母とは毎日LINEでやりとりができました。
毎日一言だけでも「元気」「ご飯食べた」などのメッセージをくれるので体調も安定していることがわかりほっとしながら旅行を楽しむことができました。
何よりも、「病院で見てくれている」「看護師さんやお医者様がいてくれる」
という安心感はすごく大きかったです。
母の感想
レスパイト入院とはいえど、「病院への入院」は母にとっては喜ばしいことではなかったはず。
それでも私のことを応援し、レスパイトを快諾してくれました。
入院してみてどうだったか?を聞いてみたところ
「毎回トイレに連れて行ってもらってありがたかった」
「4人部屋で隣と向かいのおばさんと話せて楽しかった。みかんをもらったりして嬉しかった」
「週2回もお風呂に入れてもらえたのがありがたかった」
「父や姉たちがお見舞いに来てくれてありがたかった」
「食事が豪華で美味しかった」
「気づいたら昼寝していたり、リラックスして過ごせた」
とたくさんの喜びを話してくれました。
そして、、、
「やっぱり家が1番落ち着く」「あまり寝られない時があった。」「2週間は長かった、、、」「気を遣ったり、ちょっぴり嫌な気分になることもあったよ」
と本音もポロリと伝えてくれました。
そうだよね🥲
レスパイト入院の反省点
初めて利用したレスパイト入院ですが、私が確認不足な点が多々あり、反省もありました。
ただ、利用してみたからこそわかることもたくさんあり今後の大きな収穫となりました🙏
<反省点>
①費用を間違えていた!!
入院費がどれくらいかかるのかを確認していませんでした💦今までの入院費は大体2週間で4万円前後だったのでレスパイト入院も大体同じ金額だと思い込んでいました。
実際には倍の金額、8万円以上かかりました🙏
「治療」と「休息」には違いがあります。
普通の入院は、
病気の治療
手術
症状悪化への対応
医療行為が中心なので診療報酬(国の点数)が比較的手厚く設定されています。
一方で、レスパイト入院は
生活全般のケア(食事・排泄・体位交換)など
看護師さんの負担は かなり大きい一方で
治療ががない分、医療点数は低めに設定されているとのこと。
その分、自己負担額が大きくなるのだそうです。
よく考えればわかることなのに、いつもの入院と思いこみ金額を確認しなかったので「想像より高い!」と思ってしまいました。
②緊急搬送時の家族対応
もしもレスパイト入院時に母の心不全が再発した時は、入院先では治療ができないため、
「かかりつけの急性期病院に緊急搬送する」ということを、お医者さんとも取り決めていました。
🚑緊急搬送時は家族の同乗が必要とのことでした。
「家族の予定を事前に確認し、緊急時に対応してもらえるか調整しておくべきだった」と反省しました。
以前、リハビリ入院していた時に母の心不全が再発しました。病院から私に電話があり、私の到着を待ってから救急車が呼ばれました。
私がタクシーで到着するまでに時間がかかり、母の心不全が少し悪化してしまいました🥲
あの時の苦い思い出から緊急搬送は命に関わること。
ただ、今回は私は海外にいて駆けつけられません。父は病院から1時間上かかる場所に住んでいますしさらに姉たちも旅行で不在の2日間がありました。
「万が一心不全が起きた時は2日間だけ、家族の到着を待たずに、緊急搬送をして頂けないか」
とお願いをしたのですが、病院側は渋々といった感じでした🥲
これは病院によっても対応が違うのかもしれませんが、今後は緊急時に動ける人の調整も頭に入れておこうと反省しました。
③薬の被りが発生した
かかりつけの病院で処方してもらった薬をレスパイト先に3週間分持参しました。
しかし、使ったのは2日間分の薬のみ。残りの日数はレスパイト入院先の病院で処方したものを使うそう💊これは、数の数え間違いをなくすための決まりなのだそうです。
これにより、薬が大量に余る形となりました。。。
事前にこのことを確認していたら、レスパイト入院が始まる前に薬の日数を調整して処方してもらえたのに、、と思いました。
▶︎解決しました
大量に余った薬は、後日かかりつけ医に相談したところ「使いまわしていい」とのことでロスではなくなりました💊
母は、薬の調合がよく変わるので、無駄になってしまうかと思っていましたが
診察で「薬の変更はないから、今あるものを飲んでもいい」と無駄にならずに済みました!
レスパイト入院制度を利用できてよかった
レスパイト入院制度を利用したからこそ、今回タイに行くことができたので利用できてよかったです。
受け入れてくれた病院の皆様、やりとりしてくれた病院の皆様にも心から感謝の気持ちでいっぱいです🫶
たくさん尽力していただき、いつも医療関係者へのリスペクトは止まりません。
常に母のことを見てあげられればいいのでしょうが、私にもやってみたいことや叶えたいことがあります。
母の介護もしたいし、自由に海外に行ったり自分の時間も楽しみたい。
心不全を抱えた母を病院で見てもらえることは何より私の安心につながりました。
費用は高く感じましたが、それだけ手厚い見守りをしてくれたことを考えると妥当な金額だと思います💰
これからも、私が長期で不在にするときにはレスパイト入院を利用したいです!その分は全て私がしっかり稼ぐぞ!!という新たな決意が生まれました🌸
大切な家族を介護したい、でも自由な時間や休息がほしいと思う人へ
よかったらレスパイト入院という方法も使ってみて欲しいです✨
YouTubeでも発信中🎥🚨
母がレスパイト入院しますhttps://youtu.be/118u49GrCV8
レスパイト入院、私の確認不足で色々反省しました!https://youtu.be/kCVhJk8z-9A


