秋の土用に備えよう

今朝、咳が止まりませんでした。起きなきゃ、と思うけれど身体がいつものように動きません。いつもなら気合いでなんとかなるのですが。
「秋土用の影響が出てるな」
そう感じました。
「秋の土用」をご存知でしょうか。
10月20日から秋の土用が始まります。
土用といえば「夏に鰻を食べる」というように
夏をイメージする人も多いですが、実は年に4回あります。
『土用』とは季節の変わり目の18日間のことです。
それぞれ「春土用」「夏土用」「秋土用」「冬土用」と呼ばれています。
2026年の「秋の土用」は、10月20日〜11月6日までです。
土用を知ると、自然のリズムを取り入れることができます。ほとんどの現代人は、パソコンやスマホばかり触り、自然のリズムからは離れていると言われます。
秋土用を知っておくと心構えができます。物事が停滞したり体調不良などで慌てることなく、「この時期の流れに乗っているんだな」と捉えることができます。心と体にゆとりが生まれます。
今回は意外と知られていない秋土用の過ごし方をお伝えします。
①心と体を念入りにケアする
季節はいきなり切り替わるのではなく、グラデーションで少しずつ変わります。秋から冬へと切り替わる調整期間は、私たちの心と身体にも調整が入ります。
体調やメンタルを崩しやすくなります。
例えば、
・頑張りたいのにやる気が起きない
・焦りや不安が大きくなる
・頭がぼーっとする
・胃もたれ、消化不良
・物事が停滞する
などです。人によってはもう影響を受け始めているかもしれません。
対策としては、
・睡眠をしっかり取る
・暴飲暴食を避ける
・湯船に浸かって温まる
・体をほぐすこと
・不安をノートに書き出す
などが挙げられます。
あなたの思う心と体のケアをしてください。
②大きな決断は時期をずらす
土用期間は、土いじり、草むしり、畑やガーデニングなど
土を掘り起こすことはできれば避けたほうがいいと言われます。
普段は土の中から様子を見ている「土公神」が、地上に出てきて季節の調整をする時期だからです。
農家さんなど、日常的に土に触れる仕事をしていたらこの時期をまるまる休むことはできませんが、土の掘り起こし作業を避ける人も多いそうです。
私は土用期間に庭の土いじりをして、腰をガッツリ痛めたことがあります。お客様の話では、土用期間を知らずにガーデニングをしていたら見たこともないようなグロテスクな土の中から出てきたとか。
また、土用は就職、結婚、開業、新居購入など、 大きな契約や新しく始めることも避けた方が良いと言われます。
気持ちや行動が不安定になりがちなので、普段は絶対にしないような選択ミスをしやすいのです。
私も土用期間に購入したものが不良品だったことがあります。また洋服を買ってもサイズやデザインが合わず、結局着なかったこともありました。
土用期間の買い物は、急いで決断をせず、時期をずらしています。
あれもこれも「避けた方がいい」というと 窮屈に感じるかもしれませんが、どれもNGではありません。すでに決まっている予定や必要な買い物は 実行していただいてOKです。日程をずらしてもいいものは、11月7日以降からスタートしていきましょう。
③秋土用は「た」のつく食べ物を頂く
夏土用は「丑の日」に「う」の付く食べ物を食べるとよいと言いますよね。秋土用は「辰(たつ)の日」に「た」の付く食べ物などを食べるとよいです。
秋土用は丑の日ではなく、「辰の日」なのです。
これは陰陽五行の思想で、十二支の中の辰がこの時期特有の邪気を祓ってくれるという考え方からきています。
「た」の付く食べ物とは、
・大根
・玉ねぎ
・タコ
・タラ
・高菜
・・・「た」の付くものを探して取り入れてみましょう。
秋は温かい食べ物を食べたくなるので
「たけのこの炊き込みご飯」などはいかがでしょう!
ゲン担ぎのように楽しみながら食べてみてください。
秋土用を知っているだけで、自然のリズムを意識することができます。
この時期にあった食生活、心身のケアを取り入れやすくなります。
いつも走り続けるだけでなく、少しペースダウンして見直す時期も必要です。今年の春夏に駆け抜けてきた人ほど、ここで休憩が必要になります。
「あれ、なんか体調悪い?」「頑張らないといけないのに、やる気が出ない」秋土用を知っていたら、焦らなくてすみます。
10月20日付近から、物事の滞りや心身の変化を感じる人は「秋土用」の視点を取り入れてみてください。



